「確実に上手くなる方法なんてない」──でも、上手くなる人が“やってること”はある!
「どうすればサッカーがうまくなりますか?」
そう聞かれたとき、僕はこう答えるしかありません。
「確実に上手くなる方法なんて、ないんだよ。」
でもね。
だからといって、上手くなるのが“運まかせ”ってわけじゃありません。
どんな選手でも、ぐんぐん上達していく子には、**共通してやっている“成長のやり方”**があるんです。
成長のカギは「意識 × 挑戦 × 振り返り」
上手くなる選手は特別な才能があるわけじゃありません。
実は、この3つを淡々と回しているだけ。
1. 意識する
何を伸ばしたいかをハッキリ決める。
例:
- 「トラップを足もとに止める」
- 「1対1で抜かれない」
2. 挑戦する
できないことにチャレンジする。
失敗はOK!
むしろ失敗は “成長のタネ”。
3. 振り返る
なぜできなかった?どうすればよかった?を考える。
練習ノートでも動画でも◎
この3つを少しずつ繰り返すだけで、気づけば“昨日よりできること”が確実に増えています。
じゃあ、どうやって練習すればいい?
技術を上げたいなら
- 毎日10分でもいいからボールタッチ
- 自分の動きを動画で撮って、プロと比べる
体を強くしたいなら
- 週2〜3回のダッシュ練習、体幹トレ
- 睡眠・食事は「練習の一部」
サッカーIQを上げたいなら
- 試合を観るときは“ボールを持っていない選手”を見る
- 自分のポジションの動きをまねする
メンタルを強くしたいなら
- 「失敗=チャンス」と考えるクセづけ
- 「昨日の自分より少し成長したか?」でOK
成長する子がやっている“練習ループ”
- 今日のテーマを決める(例:「相手の逆を取る」)
- 練習で意識してトライ
- 終わったあとに振り返る
「うまくいったこと・いかなかったこと」 - 次の練習で少し変える
このループを続けるだけで、
練習が“ただやる時間”から“自分を伸ばす時間”に変わります。
そして最後に──「自分の感覚を大事にする」
実は、この項目が一番大事です。
上手くなる子は、
「自分の体の感覚」
「ボールの触り心地」
「相手との距離の感じ方」
こういった“自分の中にしかない情報”をとても大切にしています。
コーチの言葉や動画の知識ももちろん大切。
でも最終的に成長を決めるのは、
自分がどう感じたか
どう動いたときに上手くいったか
何がしっくりきたのか
この“感覚のメモ”なんです。
自分の感覚を信じて、磨いていく。
それが、長く伸び続ける選手の共通点です。
うまくなる道は、自分でつくれる
「確実に上手くなる方法はない」
でも、それは悪いことじゃない。
だって、
自分の積み重ねしだいで誰でも伸びるチャンスがある
ということだから。
意識して、挑戦して、振り返って、
そして自分の感覚を大切にする。
今日のトレーニングから、変えてみよう!
それが“本当の成長”のはじまりです。

