全日本U-12サッカー選手権大会青森県予選準優勝

勝てなかった理由を、指導者として考える

全日本U-12サッカー選手権大会、青森県予選が終了しました。
結果は準優勝

選手達は最後まで自分たちのサッカーを貫きましたが、あと一歩届きませんでした。

試合後、多くの方々から「圧倒的に攻めていた」「内容では上回っていた」「最高に面白いサッカーだった」と声をかけていただきました。
その評価は、私たちが日々取り組んできた“攻撃的で主体的なサッカー”が、一定の形として現れていた証だと思います。
しかし、結果として勝てなかった。
それがすべてです。

内容と結果の関係は、指導者として常に向き合うテーマです。
良い内容が勝利に直結するとは限らない。
勝つためには、「試合を決める力」すなわち、局面の質・判断の速さ・リスク管理の精度など、細部の積み重ねが欠かせません。
今回は、その“最後の3%”が不足していました。

特に感じたのは、「攻め続けること」と「勝ち切ること」は同義ではないということです。
攻撃的な姿勢を保ちながらも、試合の流れを読む冷静さ、戦況に応じたリズムの変化、リスクとリターンのバランスを取る判断。
この部分を、今後の育成年代でどう指導・習慣化していくかが、次のステップになります。

選手達は本当に素晴らしい成長を見せてくれました。
「攻撃的にボールを握り、主導権を握るサッカー」を理解し、実践しようとしてくれたことに感謝しています。
彼らのプレーには確かな可能性があり、その可能性を最大化できるかどうかは、私たち指導者の責任です。

今回の敗戦を通して改めて感じたのは、勝負の結果は指導の質を映す鏡であるということ。
選手達は全力を尽くしました。足りなかったのは、指導の部分。
つまり、全ては監督の責任です。

この言葉を言葉以上に受け止めている。

できることは何1つ残さないでやる覚悟で挑みます。

この悔しさを無駄にせず、より本質的なトレーニングと学びの場をつくっていく。
次こそ、内容と結果の両立を。
またここから、新しい挑戦を始めます。

これを本気で思っており、まだまだ進化して100回試合しても1回も負けないチームを作ります。

火曜日から準備を始めて、土曜日に全体ミーティング。

一旦休んで、心の整理して、というような温かいお言葉を頂いたのですが、そんな時間はありません。

今の選手達は今しかないので、この今を大事にトレーニングもしてきたので、ここはさらに全力で挑ませていただきます。

『学が楽を越えてはならない』